「宗哲造 飯盒」弁当箱】中村宗哲/13.8×7.5×H12.2cm/内側2段式/漆芸品※傷みあり:02

「宗哲造 飯盒」弁当箱】中村宗哲/13.8×7.5×H12.2cm/内側2段式/漆芸品※傷みあり:02

 

ヤフオク落札⇒修復前⇒写真】

八代宗哲(1828年~1884年、幼名:丑之助 通称:八郎兵衛・忠一 号:至斎・聴雨・蜂老)⇒⇒千家十職の塗師

七代長男。御所御造営や和宮御降嫁花嫁道具、将軍御上洛道具など多数の御用を司る。

明治維新後は京都博覧会会社に勤務。1876年にフィラデルフィアで開催された米国百年祭大博覧会に出品・銅賞。

【八代宗哲?】⇒筆跡、銘は同じ⇒状況証明⇒⇒【飯盒型は明治維新後?】

【八代宗哲:飯盒型:漆塗り、弁当箱?】⇒⇒【修復】

 

【修復後⇒写真】

 

蓋の仕上げ漆【生上味漆、木地呂漆】の刷毛塗りはしていません。

理由は淡口の顔料の発色が収まってからと思っています。

 

【同形状の飯盒型・弁当箱】

黒漆の飯盒型、弁当箱の方が銘無しだが、金具、銀製、漆塗りも厚く美しい仕上げ。鯨髭は帯用、提げ物用。


【同形状の飯盒型・弁当箱】⇒⇒2組、制作してみました、まだ途中です。

 金具の鋳造、木地制作、形状からでした、別の機会に投稿します。

2024-01-28⇒⇒追記。

飯盒型、漆器を検索したら、【ヤフオクに出品⇒⇒古い 飯盒型 木製 塗り 弁当箱:即決 13,000円(税 0 円)】

Yahoo!オークション - 古い 飯盒型 木製 塗り 弁当箱

 

かなり、漆塗りが剥げている、価格も、うむー、長期間落札されないようです。修復するには下記の材料が必要です、金継ぎ、金繕いと同等の工程。

【破損個所を削る】⇒【錆漆+キワ用確度のRヘラ】⇒【蝋色漆】

全面を修復するには

【日華朱 黄口:硫化水銀の朱】【木地呂漆、朱合漆10に対して日華朱を10】⇒⇒かなり高価。

研ぎ、研磨に時間を要します。